携帯電話の使い方。
 世代によって「携帯電話」の使い方が異なるように感じる。私の携帯電話の使い方としては・・・ ① 相談者との連絡(電話+メール) ② オンライン予約の確認 ③ 友人との予定の調整用(主にメール)
と、主に仕事にしか使っていない。何となくヒマだから・・という理由で携帯電話を手にする世代ではなくなってしまったようだ。友人へ連絡する時も用事があるから連絡する・・・といった具合に何とも味気ない。
私の鑑定室には高校生がよく訪れる。彼女達の携帯電話の使い方は私とは全く異なる。まず、入室時から携帯電話は手に持っている。そして、机の上に置いた状態で鑑定を受ける子が殆どだ。
偉いなと思うのは、大半の子がマナーモードにしているという事。意外とそういう事には気遣っているらしい。それにしても、マナーモードとはいえ、着信(メールが殆どのようだが)があるとランプが点滅したりするので着信があった事は私からも分かる。
その頻度(着信回数)が半端ではない。彼女達は鑑定を受けているので、その場で返信はしていない。それでも10分少々の鑑定時間内に3回は鳴っている。
今日、常連の高校生達が専門学校の受験が無事に終わった事を伝えに鑑定室にやって来た。鑑定室で、学校に提出する受験の報告書を書いて帰ったんだが、その報告書を書く過程でも携帯電話が活躍していた。
彼女達は報告書を作成する上で分からない事を、同じく受験した友人にメールで問う。そしてその回答が1分もしないうちに返って来る。彼女達はそんな事を繰り返しながら報告書を完成させた。
なんだか凄いネットワークを感じた。同時に、これも新しい形の「友人の絆」なのかなとも思えた。
話は少しそれるが、私の携帯電話も最近新しくなった。ポイントが貯まっていたので毎回の事ながら今回も無料で交換した。そんな新しい携帯も彼女達は自分の携帯のように扱う事が出来る。
『これが時代の変化か・・・』
なんだか変な場面でそんな事を考えさせられた。順応性の素晴らしさ・・・それこそが若さなのかも知れない。「若さ=順応性」そんな方程式が私の頭の中に浮かんだ。
気付けば、私を含め30代オーバーは「これは俺の趣味じゃないから」や、「これは俺には必要ない」等と勝手な基準で新しい事柄を拒否する場面がある。その時、「これの本質はどうなんだ?」と興味を持ち、自分のスタイルに取り入れる事が出来る人間だけが、いつまでも若さを保てるのではないかと思う。 年齢の経過と共に、時間に追われ周りにある新しい環境(出来事)を後回しにする傾向がある。だが今日会った女子高生達は違った。小さな事にも感動し喜ぶ事が出来る。まさに「純粋な心」を現役で持っている。
私も彼女達から大事な事を教えてもらった。死にかけている「純粋な心」・・・この機会に皆さんも生き返らせませんか?
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